戸板と間違えやすいけど戸板は雨戸などで使うものを言う
板戸と戸板というのはややこしい言葉でして、「戸板 といた」というのは屋外にさらしてもいいような雨戸の役目をする板のことを指していてペラペラの板であることがほとんどなんです。
そして、「板戸 いたど」というのは同じ目的であるけど、門でも使うし室内でも使う、戸板よりしっかりした造りのものを指しますから、板戸>戸板という関係でして、しかしながらこの中間を意味する言葉もないし、役目としてもないから使い方を間違えることもない、、、というわけなんだけど、慣れるまでどっちがどっちかややこしい。
っで、神棚や祖霊舎の場合には「板戸」と言います・・・これでピンときたはず。
さらに言うと、戸板はいざとなれば病人を乗せる担架(ストレッチャー)の役目もあるけど、板戸は重くて取り外しもままないものというイメージだと使い分けで間違えることはないだろう。
というわけで、祖霊舎の扉を板戸にできます、ということなんだけど、DIYでやりたい人たちなら簡単にできるかと思うので、後からやってやれないこともない。
上のような祖霊舎のときには板戸にすることも業務としてやっているけれど、下のような箱宮の神棚のときには各人で行ってみてください。
ここからはDIY向けの話になる。
板戸にしたいときには板の素材選びから入るかと思うし、板の大きさ厚さも考慮して、ガラスと同じものであれば差し込めるっていうだけの話になるので、素材は切り出しをするより厚み優先で選んで、出来上がったものを買ってくるほうがいいかと思う。
DIYをする人であればわかるかと思うけど、厚みのある板を縦切りにするのは帯鋸(バンドソー)がないとなかなか大変な作業になってしまうし、そのバンドソーも扉の幅を考慮するとそこそこ厚切りできるバンドソーがないとできない。
ドリフト調整は済んでいることは大前提になるから、やはり、家庭向けのDIY工具ではできない一線を超えてしまうこともある。
テーブルソーでやってしまうこともあるけど、3mm厚で行う木材の縦切りはやり方として手慣れていないととても危険な怖い作業になるし、丸のこでは精度の関係でこのような板戸を作るには適さない。
どのみちカンナ掛けをするでしょうから、そのとき厚みの調整をすればいいか、でも薄い板のカンナ掛けは柱をカンナ掛けするようにはいかない。
家庭向けDIY工具なら10万円超えぐらいのバンドソーを使って終わられるのが、手間と危険度合いを考えると最も安全に手早くできるのではないだろうか。
特上祭壇宮 北米産桧(スプルース製) 小型サイズの祖霊舎
板戸にもできます
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