扉は観音開きになるのでそこから神札を出し入れする
問い合わせの中に「御札の入れ方を知りたい」「木箱なんだけど入れられるか?」というものがあって、普通、神棚というものは扉が観音開きになっているから、そこから入れるわけなんだけど、木箱のときには扉枠をガバッと外してもらう。
扉の開閉ができることを知らない人もいるようなんだけど、こういうことまで説明をしないといけないのかな、、、と思ってしまう内容のこともある。
ところが・・・新型の神棚とでも言うのだろうか、扉の開閉ができない神棚というものもあるようでして、神棚の製作現場から言うと、そりゃそのほうが手間がかかりません、大量生産に適している。
扉に左右がなくて「一枚の板に中棒を付けて金具をつけてある」だけだから開閉しない扉の出来上がりです、、、問い合わせをする人はそういう神棚を使っていたのかな? と思ってしまう。
そのような神棚はどこから神札を入れるのか? ということも気になったけど、屋根の上から差し込むということらしい。
その構造の神棚だとバンバン作れるわけだ、安く出来上がるのも頷けるけどそれでいいのかね? 選ぶ人次第の話なんだろう。
普通の神棚は、扉の開閉ができて、扉枠も外せる構造になっています。
これが本来の神棚でして、一部、錦を使っていたり御簾をつけたりしているときには、背面扉があってそこから収められるようにもなっている、錦などの目隠しがあると手前から入れづらいというのが理由ですが、そういう神棚も扉の開閉ができるし扉枠も外せるようになっている。
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一社、三社、五社、七社などあるけれど、どれも構造は同じだから画像のように扉部分は開くし外せる。
そもそも神棚は年に一回開けるか閉めるかなど開閉頻度が低いものなので、掃除のときしか外さないなんてことはザラなんですね。
っで、おまかせ工房では扉が開かない神棚はありません。
扉って作るのに手間のかかるパーツなんですよ、さらに唐戸になるともっと手間がかかるけど、唐戸は良し悪しがはっきりする部分なので、神棚はいくら安いからと言っても粗製濫造品は避けたほうがいいかと思う。
尾州桧の神棚 弥栄屋根違い七社
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興味のある方は是非ご覧ください。