神は桧に宿る 飾り方しだいで距離が縮まる感じ 無造作は避けたい
稀に桧製品を塗装してみたくなる人がいるようなんだけど、それは間違いだからまずは塗装というものを知ってから、素材や塗料などを考慮してやってみて、白木の桧はそのまま何もしないのが基本中の基本ね。
特に塗料の領域は知識がないと大失敗をするから、まずは勉強だ。
さて、神前破魔矢掛けに龍神破魔矢を乗せたときにはこのようになる。
桧を使いたいにはわけがあって、神はヒノキに宿る、と大昔から言われているので、神具についてはヒノキで作ることが多い。
黒色だの茶色だのって色彩を加える必要もなく、天然素材を活かすほうが得策だと考えるので、もし塗装をして自分好みの色彩にしたいときには、ウレタン塗装などはしないほうがいいね、あれは皮膜を作ってしまう、つまり、木材の呼吸を止めてしまう。
薄っぺらい状態の板を張り合わせたような食器棚などではお馴染みの塗装なんだけど、今ではウレタン塗装のお仏壇なども激安で販売されているようでして、ともかく、白木の天然木を活かしたいときには使いませんので、オイル系の塗料を染み込ませるほうがまだいいかもしれない。
塗装も奥が深いことだから、安易にしないこと。
ところで、神前破魔矢掛けは空間に破魔矢を飾るスタイルだから、今回のような短い破魔矢であれば破魔矢の中央を置けばいい、「中央」ね。
しかし、長くなってくると破魔矢の重心を置く、「重心」ね。
絵馬などがあると重心は中心ではなくなるので、左右対称に置きたいなってときには絵馬を外しておきましょう。
龍神破魔矢は比較的短い破魔矢になるから、広い部屋の天井付近に掛けると随分小さく見えてしまう、そのため目線ぐらいの高さに掛けておくのがちょうどいい。
廊下だっていいんですよ、歩いていてちょうど目線ぐらいに飛び込んでくる高さ、それから玄関なんかオススメ。
破魔矢も家族で一本の時代でもなくて、個人で一本になっているようだから、部屋ごと飾っておいてもいいかもしれないね。
こういうものは子供に与えても不思議と大事にするもんだよ。
特に男は破魔矢が好きね、こういう機能美が備わったものはたまらないんだ。
神前破魔矢掛け 桧製
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興味のある方は是非ご覧ください。