木目の細かい良い物ほどヤケるから紙でも袋でもいいから包んでしまう
「木がヤケる」のは防ぎようがないので、使い込んでいくとかなり黒くヤケたような色になっていくわけなんだけど、良い物ほどヤケますから保管だけはしっかりねということなんです。
人間と同じだな、肌が綺麗な人ほど日焼けする。
三宝を常時設置している人にとっては定期交換など当たり前になっているから、それはそれで気にもしないことなんでしょうけど、年に一回だけ登場させているような使い方から、節目のときだけ出してくるような場合には、保管の仕方が大事になってくるわけだ。
押入れに入れておく場合でも、なにかしらの袋のようなもの、紙などで包んだりしておかないと、不思議と色目が変わってしまう。
蛍光灯の明かりでもヤケてしまうし、直射日光だったら一日で変色してしまう。
屋外で行う地鎮祭などの祭事の場合には、新品の三宝を取り出してくるほうが稀でして、お天道様の日の下で行う場合には初めからヤケているような三宝を使う。
こんな環境下では新品の良い物をいくら用意しても無駄なんだ。
家の場合にはガラス窓からの直射日光が当たらないような使い方がいいだろう。
今回紹介している3.5寸の三宝などは、小さな三宝として常時使うこともあるでしょうし、でも、価格的には祭壇向け三宝なのでそこそこする。
ヤケたらヤケたでしかたがないことなんだけど、使わないときには紙袋でもいいから入れておいたほうがいいかと思う。
こういう三宝とは真逆の使い方をする製品もあるし、直接ご飯を乗せてしまったり、屋外のひな壇で使ったりするようなものは一回ぽっきりで処分したりもする。
三宝はピンキリ神具になるので、低価格なものから高価格帯のものまで適材適所で使い分けておくといいでしょう。
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興味のある方は是非ご覧ください。