破魔矢を壁に突き刺すときには向きが決まっていることがある
まず神前破魔矢差しは矢先があると入らないので、ヤジリが付いている場合には切り落としてもらう必要がある、もっとも破魔矢自体は挿す道具ではないので矢先の有無は気にする話でもない。
50cmぐらいの短い破魔矢のときにはヤジリがついていることもある。
主流の75cmぐらいのものの場合にはヤジリ無しが多くて、100cmぐらいのものだとヤジリが付いていることもある。
ところで、今回は「壁に挿す感覚で飾りたい」ときにはどうしたらいいのか? ということなんだけど、破魔矢差しを90度傾けて壁に付ければできる。
こういうスタイルで破魔矢を飾りたいときには、破魔矢の方向が決まっているときが多いはず、先を「向けたい」わけです。
例えば、玄関で外に向けて飾りたいときがある。
両サイドの壁を利用したりすることもあるだろうし、下駄箱の上に置いたりすることもあるだろう、しかし、そうではなく玄関ドアに上に飾って外に向けたい・・・そんなとき使われることがある。
糸で天井から吊り下げる方法もある、このような破魔矢置台を使うこともある。
取り付けは強力な両面テープを使うとか、裏面を接着してしまうとか方法はいくつかある、ネジやクギを使うこともあるだろう。
工具を使う作業になるときには慣れた人が行えば一発で終わる。
ネジ、クギを打ち込むときには事前に小さな穴を空けてから行うこと・・・いきなり打ち込むと桧が割れてしまうことも考えられるからね。
神前破魔矢差しの穴の直径は10mm。
ほとんどの75cmぐらいまでの破魔矢であれば太さ10mm未満だと思う、ただ、これも全国一律ではない、破魔矢の規格なども統一されていないけど、あれこれ測ってきた経験から10mm未満になっている。
もし、挿したとき太すぎて穴に入れられないときには矢先を削るしかないかな。
逆に細すぎてガタガタしてしまうときには紙を巻いて差し込めばいいでしょう。
ほとんどの破魔矢で0.5mmぐらいの隙間があるかないかぐらいの太さで出来上がっているように感じるけどね。
親善破魔矢差し 桧製
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