海老錠は社を守るカギ コストダウンのために省略するのは間違い
大昔から神道で使う御霊舎というのはシンプルで、もっともっと簡素化されたものもあって、木箱ですか? と言いたくなるようなものもあったけど、何十年か前からこのスタイルが定着してきたかな、それでもゴテゴテ感はないし、素材重視で作ることは全く変わりがない。
一方で家具屋が作る祖霊舎、仏壇というものある。
これは決定的に違う。
家具屋が作れるのは家具です、家具の仏壇っていうもの、仏壇家具なんて言い方も以前あったけど、食器棚の仏壇版のようなものになるから、ウレタン塗装などをしてパーチボードやMDF素材、合板などを使って小さな食器棚を作る感覚で仏壇にしてしまう。
安いです、量産できるから時代に合っている工法だと思う。
既存の手持ち素材を生かして作るのでそうなるわけだ。
専門店が作る祖霊舎、仏壇というものは高いかもしれない。
ただ、素材が良い、というより良い素材しか手持ちがないし必要としていない。
神道の場合では無塗装になるので素材がむき出しになるから粗悪品は使えない、化粧で誤魔化すことができないよね。
仏壇にいたっては塗装そのものが職人技になる、以前は仏壇を見ればその家がわかるなんて言い方もあったそうだけど、ご先祖様という意識が今より強かったのかもしれないな。
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素材も良いし、シンプルだし霊璽入れ以外でも使いたいこともあるようです。
基本的に霊璽を入れるためのものとして作っているけど、使い方はそれぞれになるのかな、神棚ではないような気もするので別の何かを祀りたいときにはいいでしょう。
内部の空間が広いので御神体などが物体になっているようなものの場合には最適。
神札のような場合には空間がありすぎると思う。
霊璽(御霊)も尾州桧で作るので相性は間違いないです。
尾州桧で作る御霊舎 海老錠付属済み 小型サイズ
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興味のある方は是非ご覧ください。