外縁と内縁 「そとべり」と「うちべり」 上敷きの外縁用
「縁」という言葉があって派生している用語や単語がたくさんある関係上、業界ごとに使い方が違うよね、読み方だって違う。
内縁だって「ないえん」「うちえん」となればそれぞれの業界用語でピンとくる人たちもいるだろうし「縁」がやっかいで「えん」「ふち」「へり」「えにし」「ゆかり」「よすが」など読んでしまうからわけがわからない。
上敷きの世界では「そとべり」「うちべり」という言葉を使うことがあって、「外縁 そとべり」というのは部屋の周囲側にあるヘリのことを指して、「内縁 うちべり」とは部屋の中側にくるヘリのことを指す。
補修用ヘリテープは「外縁用」と考えてもらっていいと思う。
外側を切ってサイズを合わせるわけだ、サイズのみならず形状を合わせられる。
部屋の大きさに合わせたいからといって、繋なぎあわせている上敷きをバラにしてそれぞれ一枚づつ四方を切って、もう一度繋ぎ合わせるようなことはしない、これはサイズオーダーで作る上敷きで最初から注文をしたほうが賢明です。
だから、部屋の壁側でサイズ調節をする・・・外縁だね。
畳縁の補修でも使えると思うけど、そのときでも部屋の壁側だけだね、鋲を挿しておくことも忘れてはいけない。
畳の内縁側の補修では避けて、それの場合には素直に畳屋に依頼をするしかない。
おそらくホームセンターで「外縁」「内縁」と言っても何を言っているのか伝わらないと思う、詳しくないからわからないはず。
これは今は古くなったら丸ごと取り替えるのが当たり前だけど、昔は向きを変えて作り直したようなこともあって、6畳サイズであれば3枚仕様なんだけど、その3枚の組み合わせを考えるとき、どこをどこにして作り直すかという話になったとき、「これを外縁にして」とか「こっちを内縁にして」とかいう使い方をしていた。
どうしても内縁が擦れてしまうわけだ。
そりゃそうだよね、誰も壁側にある縁は踏まない、踏むのは部屋の内側にある縁だ。
出入り口になると擦れている縁はよくある。
これは原因があって、靴下だね、靴下をはく時代になってから摩耗が目立つ。
足袋の時代はい草との相性が良かったみたい(滑るからね)。
い草上敷き サイズ変更や形を変えられる補修用のヘリテープ No.5 7メートル
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興味のある方は是非ご覧ください。