逆縁仕様はあえて指定をしないと作らない特殊なゴザ
種類を知らないと他のものがあることもわからないというのは誰でも経験があることだと思うけど、世間の話題が集中するようなものであれば、関連知識も増えてあれこれ人とのお喋りの中でも登場するから知ってくる。
そういう話題になかなかならない生活の中で使うもの、、、これまた多くあって、いや、むしろそういうもののほうが多いと思うけど、上敷き製作の現場から一言あるわけだ。
上敷きござというものは届けられたものを敷くだけなんだけど、そのとき「縁の向き」に注目する人は少ない。
というか、え? そんなのあるの? ぐらいの感覚なんだけど、下に図を作ったので見て欲しい。
「通常」と「逆縁」
見てもわかるように縁の向きが違う。
3畳、6畳は「通常」で作るのが当たり前なんだけど、これを90度変えて作っているのが「逆縁」。
これは指定、指示をしないと全体に作らない特殊な仕様なんだ。
だから、注文するとき「幅と長さ」の連絡をしてもらう。
「幅」と「長さ」の記載をしておくのはそのため。
この「幅」「長さ」という言葉を「横」「縦」に置き換えてしまうとやや話がこんがらがってしまう。
何故か?
それは縦横は部屋を見ている人からの位置で決まるので、どこの位置から見ているのかわからないから「横」「縦」は使いません。
図を描いて送ってくれるようなときには問題ないんだけどね、文字だけの場合には解釈で違う場合が起きる。
逆縁仕様で作る場合には、畳数の計算で増えることがほとんど。
3畳であっても4畳半になることが多いし、6畳相当であっても8畳になることが多いんだ。
このような向きで作る必要がある部屋というのがあって、それは住んでいる人が一番よくわかっていることなので、あえてここでは書いてもしょうがない。
ただ、そのような上敷きも作ることができるし、そういう上敷きもあるので、「幅と長さ」はこちらでは注意をしています。
「幅」より「長さ」が短い仕様を逆縁仕様と言います。
サイズオーダーで作れるゴザ 江戸間 五八間相当 6畳 ランク7
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興味のある方は是非ご覧ください。