上敷きは双目織りが基本、強さを求めるときには引目織り
足の裏の感触がはっきり違うから双目織りと引目織りは好みが分かれるところで、でもそういう織り方の違いについて知らない人もこれまた多い。
上敷きというのは畳の上に敷くものとして作られてきたんだけど、畳は引目織りで織るのが一般的、そして、その上には引目織りより若干柔らかく織っている双目織りを乗せる。
まぁ、これで完成なんだけど・・・あえて引目織りの上敷きを敷くこともある。
双目織りと引目織り・・・わかりやすく何が違うのか?
あ、その前に双目(もろめ)、引目(ひきめ)と読みます。
まず、同じ大きさの上敷きであれば、引目織りのほうがイグサの本数が2割ぐらい多い、同じ大きさに入れるわけだからギュッと詰まっている感じ。
密が細かいわけだ、ということは、、、、硬くなるのは想像がつくでしょう。
多く入れてあるほうを引目織りというわけではなくて、そもそもの織り方が違う。
だから、硬くて重くなる。
上敷きは双目織りを基準にして考える。
双目織りが普通ね、これは足袋や素足で踏んだときとても感触がいい。
寝転んでも感触がいい、だから、上敷きではこちらを使う、特に指定がないときには双目織りになるのが当たり前ってぐらい。
引目織りで作るときには指定している感じ、おまかせ工房ではどうせ引目織りで作るならランク9のイグサ品質で作ります、ランク9だけ引目織り。
引目織りは硬くて丈夫という言い方ができる、、、しかし、、、双目織りのあの感触は得られない。
人の往来がある部屋、大家族が揃うような部屋、こういう部屋では引目織りで作っておくといいかもしれない。
生活をする場などでは双目織りのほうがいいかもしれない。
夏になればゴロゴロしたりさ、もっとも冬でも暖房をしているからゴロゴロするだろうし、織り方やイグサの量が違うことで明らかな違いが出てきます。
引目織りで作る上敷き ランク9 江戸間 五八間相当のサイズ
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興味のある方は是非ご覧ください。