負け戦だって楽しいもんさ 七十の手習いにもってこい
一昔前なら六十の手習いと言っていたと思うけど、六十歳ならまだまだ現役だと思うから、七十歳ぐらいにしておこう、八十の手習いでもいいらしいけどさ、ちょっと八十歳となるとちょっとね、それでも興味津々であれこれやってみるのもいかもしれないな。
人生五十年の時代は400年前だ、関ヶ原の合戦の前後の時代だ。
手先を使う仕事をしているとボケないなんて言われることがあって、そんなことよりやらなきゃならないことがあるとボケてなんていられない、立ち止まって落ち着いてしまうと良くないかもしれない。
そんな手習いのひとつに自作がある。
いろいろなものを自作して楽しみのするんだけど、一般に工作系は工具やら道具やらが必要になって初期投資をする必要があるから、そこの出費をできるだけおさえて何か伝統工芸品のひとつでも作ってみたいとき座敷すだれは実に面白いと思う。
ただね、これだけは先に言っていきたいんだけど、工房の職人のような出来栄えは無理だと思うよ、それでもやる、負け戦だってやる・・・だって楽しみなんだもん、、、というときなら実に面白い、腰を据えてやれる趣味に変わると思う。
能面なんていうのもそうだね、入り込むんだよ、気持ちがさ。
伝統工芸品を趣味としてみる良い点として、大掛かりな装置、機械を使わないということかな、あくまでも手作り、手作業で終始する。
そりゃそうだよね、大昔から作られているものを作るんだから、機械なんか無い時代のものだ。
そのとき、例えば座敷すだれであれば金具類を自作するのは無理だと思う。
竹ひごの製作なら自作できるはず、ただ、これも最初から職人レベルの仕事はできないからさ、「すだれ」なのか「まきす」なのかわからないようなものから初めてみるといいと思う。
竹ひごを作る工具は売られているから、まずはそれを使って「まきす」作りからやってみると感覚が徐々に体へしみ込んできます。
金具類の部品があればなんとかなるさ、そして、補修や交換もできます。
お座敷すだれの交換部品など
https://store.shopping.yahoo.co.jp/omakase-factory/tomekanagu.html
興味のある方は是非ご覧ください。