買ってから切るか 切る前に作るか い草上敷き
先日ホームセンターのような量販店に行ってみたらい草上敷きが遠くの隅へ追いやられていて、絨毯が多く並んでいたけどなんだかイグサがみんな黄色かったな、古かった。
まぁそれはそれとして、新築や引っ越しで新居に入るときの匂いって良いもんだよね。
和室が一部屋あるだけで新鮮な香りが漂う。
和風建築ではまず聞かないんだけど、現代住宅だとシックハウス症候群なんて言葉が広まりだして、建築材料から出る化学物質のせいで目が回るとか頭が痛いってこともあるようだ、そんなせいもあってかシックハウス対策の原材料を謳った製品も多い。
ところで畳替えとかなかなか意識しない分野だと思う、一度作ってしまうと何年、いや何十年と使いっぱなしになりがちで、色が変わってんだよなぁ~、い草が傷んでいるんだよなぁ~、畳床が減ったってるよぉ~、どうして交換作り替えしないのかなぁ~と職人だと考えてしまう。
ただ、寸法が合わない畳を使っている人はまずいない。
これは察すに、素人が選び、配置することがない分野だからだと思う。
ところが上敷きになると少し事情が変わる。
い草の色や使用期間などは同じことがあるけど、寸法が合わないものを敷いていることが多々ある、普通に売られているからね、積んで売られてる商品だから。
畳というのは同じ形が配置されているから違和感がないのね、同じ比率の形ね。
片一方だけ違った形の畳を埋め込まれてしまうと、何だか変だなぁ~、と思うはず。
上敷きも同じなんだけど、切ることはできる。
既に手元にあるならしかたがない、寸法を合わせるならカットして合わせてしまう。
しかし、サイズオーダーということをすれば、当分割均等割のバランスの良い敷物が出来上がります。
既存の畳数を切って寸法を合わせるのはその場でやること。
一から指定の寸法で作るのがサイズオーダーです。
どうしてこういうことを書いているのかというと、特注サイズで作りたい人の問い合わせの中で多いから。
やはり今は馴染みが薄くなったようで、例えば六畳だと上記の画像のように三等分するんだけど、サイズオーダーで小さくな寸法を作るとき、これをカットして作りません。
こんなことは手間がかかりすぎてしないし、作り方からして逆手順みたいな感じ。
三等分ってことは均等に等分割しているわけだ。
片一方をカットしたり、両サイドをカットしたりする訳じゃない。
それは既に手元にある場合、補修用ヘリテープなどを使えばできることですので各人でやってください。
本間六畳サイズの上敷きサイズオーダー
https://store.shopping.yahoo.co.jp/omakase-factory/goza-order-021.html
興味のある方は是非ご覧ください。