仏前御簾とは違う座敷すだれの利用方法
日本家屋には仏間と言われる部屋があったもんなんだけど、現代住宅では仏間=和室となっていることもあるし、和室がないということでリビングに仏壇を置いている家もあるから、仏間=和室という構図は少なくなってきたよね。
年々、仏壇の大きさも小さくなってきているみたいで、それに仏壇の価格も下がりっぱなしのようだ、もう何でもいいのかな?と思ってしまう時世の節もある。
今回の店長ブログはちょっと嗜好を変えて、その仏壇前、もしくは仏壇のある部屋に合う座敷すだれを選ぶとすると何がいいんだろうか?という内容です。
これは仏前御簾とは全然違うもので、仏前御簾となるとバッチ~と見てわかる御簾になっているよね、神社仏閣のような雰囲気になる。
それは違うもう少し柔らかい感じで住空間も兼ねている住宅を前提に、座敷すだれを使うならコレでいいのではないだろうか?ということです。
比較できるように2種類の代表的な座敷すだれをサンプルにしているんだけど、価格差がかなりあるから、ほとんどの場合No.4の座敷すだれを使われることが多い。
仏間っていうのは、綺羅びやかにしたい時、それは真反対のドンとくる重みのような雰囲気のどちらかで比較してみるとわかりやすいのではないでしょうか。
この2種類の座敷すだれも画像では同じように見えてしまうかもしれない。
しかし、価格差があるということは作りも全然違うということを知っておいてください。
No.4の方は一番売れている座敷すだれなので、どこにでも合う。
住宅だろうが店舗だろうが汎用性が飛び抜けていて、あ~良い感じ!座敷すだれだね!というものです。
とても綺羅びやかな雰囲気を持っている。
No.9の方はこれは使われる場所が限られてきて、値段もいいんだけど主に寺の檀家さんが集まるところで使われることが多い。
しみじみしてくる雰囲気を持っている。
大きな仏壇を持っている場合には、凹んだところを利用していることもあるよね。
そういう時には仏壇前に掛けておきます、だから一枚だけ使う。
何枚も使うとなると予算もその分増えていくから、一枚あたりの単価を下げたいことも多いけど、一枚だけとなるとNo.9を使うこともあります。
No.4とNo.9では竹ひごの太さも違う、裏面の加工の仕方も違う、節の取り方も違う、竹の成長具合も違う・・・・座敷すだれという名称は同じでも全くの別物になります。
あ、それともう一つ言っておきたいことがあって、座敷すだれを掛けた部屋ならお香を焚いておくことを薦めています。
良いお香ね、安物香は香りに品はないからさ。
お香を焚くとほんのり座敷すだれに香りが移ります。
モクモク焚くんじゃなくて、薄く香る程度に焚いておしまいにする、これを毎日行う。
お寺に行くと独特の香りがほんのりするところがあるでしょう、少しだけお香を焚くんだ、そうすると塗装をしていない木製品、竹製品などに良い香りが宿ります。
柱が香るっていうのはそういうことね。
どこにでも合うお座敷すだれ
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主にお寺で使われることが多い座敷すだれ
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興味のある方は是非ご覧ください。