本間サイズ 特注寸法で作る上敷きござ 引目織り
い草っていろいろな品質があって、用途も違う。
太いい草は固いもんで花ござに使われることが多い、そのときには付加価値が付くからまともな花ござであれば、上敷きより高価になる。
花ござというのは模様が入ったもの、染色したイグサで様々な模様で織っていく敷物。
とても手間のかかる敷物なんだ。
柄と色彩が加わるから好みというものが生まれてきて、そのため同じものを大量に販売するのはとても難しいから、ほとんどの場合、少量生産だよね、そのため高くなってしまうのはしかたがない。
花ござの上敷きもあるんだけど、上敷きと言えば一般的には柄は入らないものを指す。
無地だね。
ここで気をつけたほうがいい物の見方として、激安品は思いっきり染色されていることが多いから、要するに質が悪いイグサを使ったときには自然さがありません、ムラがないっていうのかな。
気にしなければそれはそれでいいんだけどね。
ところで、ガッツリ良いものを使った上敷きで、さらに普通は双目織り(もろめおり)で作るのが上敷きとして一般的なんだけど、あえて引目織り(ひきめおり)で織る上敷きのご紹介です。
素足の感覚して、双目織りの方が柔らかく感じるわけね。
だから、畳が引目織りで固いわけですよ、その上に敷く敷物だから双目織りが相性としては良い。
では、どうして上敷きなのに引目織りで固く織ってしまうのか?
耐久性の問題です。
その代わり素足の感覚として固いんですよ、イグサの本数自体も増える。
ギュッと詰め込んだような織り方をしていきます。
っで、どうせ引目織りで作るんだったら、一番良いもので作ってしまえ、というのが今回のシリーズ。
サイズオーダーでも既定のサイズでもどちらも作れる。
このぐらいものの場合には、サイズオーダーの方が多いかな。
強い上敷きだね、だから人が行き来する場所、往来が多いっていう部屋にはいいと思う。
ゴロゴロする部屋だったら双目織りの方が心地良いと思う。
今は足袋を履いて和室を歩く機会もそうそうないんだけど、スゥスゥ~と足袋の音が鳴った時に、双目織り、引目織りでは全然違う音がする。
引目織りの上を歩くと強そうな音がするし、双目織りの上を歩くと柔らかそうな音がする。
滑りの感覚としては引目織りの方がスススゥ~とよく滑る。
固くて滑るんだから、そりゃ持ちはいいわね。
本間サイズ 特注寸法で作る上敷きござ 引目織り
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興味のある方は是非ご覧ください。