鴨居に引っ掛けて使う長押 本格的な金具です。
和室がある家であれば今一度、周囲を見渡してみてもいいと思うんだけど、鴨居っていう部分がある。
その鴨居に凹みがあるのであれば、すだれを掛けるときに使えってことなんだよね。
日本建築を知っている大工さんがしっかり作っているわけだ。
っで、言葉で書いてもピンとこない人もいるかな?と思ったので、ここの部分のことです、この一段奥に入った部分は飾りでもあるんだけど、どうして一段奥に入れてあるのか、、、という意味なんだよね。
明治時代、大正時代などに建てられた家は鴨居の高さも現代より低め。
日本人の背丈に合わせているからさ。
鴨居から畳までの高さが170センチぐらいの住宅も多いんだ。
その時代以前もそうだよね。
だから、お座敷すだれは下がり寸法172cmというのが基準になっている。
この鴨居を真横から見たらこういうことになっている。
「うちには鴨居がなくてのっぺりしている」という家もあるんだけど、そういう場合には一枚板を貼り付けておくわけです。
そうしておけば凹みができる、より正式な鴨居の出来上がり。
ただ、木材っていうのは時間とともに変色をしていくわけで、古い住宅に新しい鴨居だとなんとなく違和感が出てしまう。
だから、もし鴨居が欲しかった、鴨居がなかったというのであれば、築年数が増えないうちに作っておくといいでしょう。
もっとも、このような純日本建築の鴨居がある家庭ばかりでもないし、昔であっても全てがこうなっていたわけでもない。
それなりの家じゃないとなかったわけで、ないならないなりの金具というものもある。
今回は、宣徳自在長長押という金具で紹介をしているけど、形は他にもあるんだよね、だから心配ご無用。
鴨居に引っ掛けて使う長押 本格的な金具です。
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興味のある方は是非ご覧ください。