神棚 唐戸 一社
神棚にもいろいろな型があるんだけど、一社で唐戸って数が少ない。
三社になると少しは増えてきて、選びがいも増えると思うけど、昔から唐戸一社は少ないね。
「唐戸」っていうのは扉の形式で、取っ手や装飾がない扉のこと。
それとは対比するものが「金具」と呼ばれる、取っ手と装飾がある扉のこと。
神殿用金具というものがあって。擬宝珠(ギボシ)、階(キザハシ)、菊グリ、角小口などが一般に金具セットというんだけどね。鰹木(カツオギ)、丁番(チョウバン)も入れることがある。
神棚は名称が同じだったりするので、同じ名称だと同じものと勘違いされやすい。
まぁ、自分たちの製品は見れば一目瞭然なんだけど、検索結果だけだと同じものに感じてしまうかもしれないな。
例えば、この神代神殿だと、全体的に綺麗な木目で統一していくんだけど、作っている工房によって様々ね。
横通し神殿一社神代は一社にしては大きい。
これは奥行きをとるためにそうしている。
小型の一社の場合には、小さな御札やお守りなどを入れることが前提なんだけど、少し大きめの一社の場合には、物体を入れることもあるからね。
ついでに書いておくと、同じ大きさの三社神殿の場合には、奥行き4cmぐらい。
これは一社で9cm。
なんとなく用途の違いっていうのも伝わったと思う。
話が全然変わってしまうけど、たまにこんなことを聞かれることがある。
「セットではないの?」って。
なんでも神棚セットのように神具を付ける必要はないんだ。
通販だと初めて神棚を買ってみる人が多いんだけど、神棚屋に足を運んだことがない人もいる、それからホームセンターで見かけたとかって場合もある。
仏壇屋と神棚屋は別なんだけど、仏壇屋の場合には仏壇を売りたいわけで、神棚はメインじゃない。
そうなってくると、セットで一発解決の方が手間がいらないと考える。
ネット通販だとそれが顕著に出ていて、検索上位は皆神棚セットとなってしまうんだけど、神具が全部必要になるわけでもないし、人によって違うものをセットにしてしまうのもどうかと思う。
セットにしてくれないと何を選んでいいかわからないよ、、、という人もいるんだけど、まぁ、このぐらいでいいかなってラインは神棚セットとしている。
今回の一社でもセットとしては販売していないくて、おそらく一社セットとしては作らないと思う。
何故か?・・・それはそういうセットは必要ないから。
おまかせ工房の神棚は手前味噌になるけど、ちょっと良い神棚で激安神具ってわけにはいかないんです。
神棚セットが悪い神具っていう言い方もしないし、そんな考え方もないけど、セットにはセットの訳があるんだよね。
なぜセット販売にしているのか、そうしておくとどうなるのかってところだね。
興味のある方は是非ご覧ください。