八脚八足案
家庭でなかなか見かけない神具だと思うから、八足台を説明してみようかと思う。
まず名前は「八足」「八脚」「案」などと言って決まってないのね。
もうそこから物事を決めない神道らしさが出ているんだけど、多くは「八足台」八脚案」っていうはず。
この台は一体どうするもんなの?って話を今回の店長ブログはしていきたいと思う。
どうするもこうするも、「置き台」「机」の両方で使う便利机。
机ならなんでもいいだろうと思うかもしれないけど、事務机みたいな横長のものは使わないし、まず代用する人もいない。
つまり、これじゃないとまとまらないよってものが八脚なわけ。
便利ですよ、とっても。
机としてつかう、玉串を乗せる、神具を乗せる、神棚を乗せる。
机の場合にはさらにお酒を乗せる、折敷をお盆代わりにして神事って具合。
でもって、さらに出張祭典でも使うのね、これは地鎮祭でお馴染み。
昔は足と板の一体型が主流だったけど、それだと持ち運びに苦労するもんだから、分離型の方が人気ね。
天板は一枚板を使うから幅の広い八足台だとそこそこ重さがある。
重いと言っても大人が運べるからそこのところは考えなくてもいいかもね。
これがないと神道では決まらない、キマらないって書いたほうがイメージが伝わるかも。
でもこれがあると何だかカッコいい、、、そういう案ですよ。
案ってあえて書いてみたけど、机の事を「案」っていうのね。
今では神棚を祭る台にする人が少しづつだけど増えていて、おまかせ工房にはいろいろなお話が来ます。
難しい事なんか何一つない。
ただ、知らない人が多い部分は「高さに決まりがない」って部分ね。
これはきっと既成品慣れしてしまってなんでも決まったものがあると思っているんだと思う。
高さについては一人一人みんな違う。
だから自分の使いやすい高さにして作るのが八足台の作り方の重要な部分。
床の間を改造したり代用したりして神棚を祀っているお宅があるんだけど、八足台をいれておくととってもまとまる。
マンションなんかでも天井付近に壁掛けしないで八足台を使っているところがあるだけど、そもそも八脚のスタイルってシンプルでしょ、モダンになってこれが素敵な神棚の祭り方になるのよ。
二段式にしておくと三宝などをいくつか並べるときに便利、一段なら神棚専用ってところかな。
祭壇があるお宅なら祭壇前に祭事のときに使うことが多い。
なんだか、あれこれ使う機会があるのが八足台の良いところだと思う。
これ、作りおきなんかしていないから注文後に作り出すのね。
一台だろうが何台だろうがその人のために作る。
一週間~10日間ぐらいかかる。
待つだけことはあると思う・・・・って店長は思うんだけどね。
それと桧とスプルースと二種類に分けているけど、スプルースっていうのは北米産桧のこと。
国産桧より若干白い。
家庭で使いならスプルースで十分、というかこれも良い部類にはいると思うよ。
神社などでは国産桧にすることの方が多いけど、値段が・・・ちょっとね。
今回は家庭向けで使ってみると便利ですって内容だから、あれこれ書いてみました。
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