同じ商品名でも扱う商品は同じようで店によって違う
モノにはそれぞれ違いというものがある、人によっては全てが同じモノに見えてしまうこともあるだろうけど、あれこれ知ってくるとその違いというものが次第に鮮明に映し出されてくる、面白みも増してくるから知識見識は必要なんだろう。
素材の良し悪しという話になると文字を読んだだけでは理解できないから、手で触れたりするわけ、繊維、革、木材、食材などは代表的かな。
それとなくわかるようになるまで時間がかかる。
そういう違いがあることが前提の素材なんだけど、同じ商品名、同じ大きさだったらどうだろうか? そして、価格は違う。
こういうことはよくあるよね。
工業製品のようなもので同じ品番、型番で同じメーカーのものなら、これは同じもの、と理解しやすいんだけどな。
どこで買われてもいい話なんだけど、「同じものが欲しい」ということがある。
特に、神具などは普段は意識をしない商品だらけで、その違いなどよくわからないことも多いはず。
わかりやすい例として神前幕を用意してみたのでみてもらいたい。
これは同じ商品名、同じサイズ、価格は当店のほうが数百円高い・・・とまぁ安いわけではないのでその違いを説明するための内容です。
見てわかるように全く違うわけですよ。
生地の素材、赤房、紋の大きさ、紋の場所、縫い方、通し穴の大きさ・・・ね。
だから、交換しようかななんて思って、今度は安い店のものを選んでみたけど、届いたものを見たら前回のものと違う、、、ということが頻繁に起こる。
「同じものがいいんだ」・・・このときには同じ店で買うしかないかもしれないな。
良い悪いという話は二の次ですね、同じものだったら同じところでということ。
長い商売をしている店はお客さんも長いから同じ品質のものをできる限り扱うように揃えているはず。
逆に価格重視の安い店の場合にはともかく低価格なものを扱う傾向があって、そのため商品自体がころころ変わってしまうので、以前買ったものが無い、終わっているなんてことがよく起こる。
まぁ、そういうことがあるんだよってことです。
京友禅特選 巴紋 神前幕 幅1尺5寸相当
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興味のある方は是非ご覧ください。