古さから言えば唐戸扉のほうが金具扉より歴史がある
神棚は神殿のミニチュアのようなものになるから、原型となる神殿様式を踏襲しているわけなんだけど、神棚の扉には大きく分けて2種類あって、金具扉と唐戸扉というものがある、キラキラしたものが付いているほうが金具扉で、何も付いていないほうが唐戸扉というもの。
神殿自体が唐戸を出発点にしている関係で神棚も当初は唐戸が主流だったらしいけど、次第に金具扉のほうが主流になってきた。
どうしてか?
それはイメージ、デザインのようなものも影響しているんだろうけど、唐戸扉のほうが高いんです、つまり、金具扉のほうが安く、手間がかからない。
見てわかるように唐戸扉は細かいよね、金具扉は板だけで済む。
こんなことも影響しているせいで、金具扉と唐戸扉を並べると金具のほうが若干安くなっている。
そして量産タイプの神棚の多くが金具を採用しているせいで、世の中にある神棚の多くが金具扉になっている、あっちを見てもこっちを見ても金具扉だと、新規に選ぶ人なら金具扉を選ぶだろう。
そうなってくると唐戸扉の神棚の存在が薄くなってしまい、知っている人は知っている、ということになってしまうのもしかたがない。
ともかく唐戸扉は玄人っぽい人たちに人気があります。
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唐戸の神棚は良い素材で作るものを選んでおく。
神棚って高いものも安いものも同じように見えてしまうこともあるだろうけど、価格差は素材の差でもあるので、木目の綺麗さははっきりしているはず。
せっかくなので良い素材で作った神棚を選んでみてもいいと思うよ。
尾州桧で作る神棚 富士三社 小型サイズ 唐戸
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興味のある方は是非ご覧ください。