神前幕は棚板の幅で選ぶのが基本 昔からそうなっている
今どき陣鼓、陣鐘、陣幕などを家の前に飾ってある家庭などないわけで、時代錯誤の遺産に近いものがあるけど、日本は歴史の長い国だから文化の中に根付いているものがあって、陣幕は神前幕(神幕)となって残っているよね。
陣鼓、陣鐘は国旗掲揚のときなどにラッパを吹いたり、音楽隊など形が変わってセレモニー形式で登場する。
結局、やっていることは昔も今も何も変わっちゃいない。
他人のやっていることに口を挟むというのは、日本人の空気感からすれば御法度なのかもしれないが、それでも口を出してくれる人は若い頃は邪魔でウザったいんだが、年齢を重ねてくると次第にありがたくなってくるときがある。
教えてくれる人は先生です。
神棚は隠しておくものでもないから事務所や部屋に入れば見れる。
人のものを拝見して神前幕の掛け方が残念なことがたまにあるんだけど、おそらく、「幕を張る」・・・この言葉があるからかもしれないな。
「張る」、、、「ピンと張る」、、、これが最初にくるのかもしれない。
神前幕に至っては「掛ける」のほうがしっくりくる。
神前幕は掛けるものと意識をしているとそれとなく伝わるかもしれない。
図で描くとこういうことね。
神前幕って棚板で使うことを前提にしていて、そのため棚板で使うときにわかりやすい寸法表記にしてあります。
棚板も尺貫法で寸表示で作るわけで、神前の物は寸、尺で考えます。
もし、神前幕を掛けてある神棚を見かけて図の上のようなピンピン状態だったら、、、ワンサイズ大きくすると綺麗に掛けられるよ、、、と・・・・言えないわな。
でも、そこから一歩踏み出した事をズバッと言ってくれる人がいたら本物かな。
京友禅特選 神前幕 無地 幅2尺5寸 棚板幅75cm相当
https://store.shopping.yahoo.co.jp/omakase-factory/kamidana3103.html
興味のある方は是非ご覧ください。