引き寄せる力ではなく寄せ付けない力を持ってみたい
御幣と金幣芯はほぼ同じで使い方はその場次第でいろいろあって、大きな金幣芯になると手に持って振ったりもするんだけど、似たような感じで祓串だって御幣の類似品だから、まぁ、そこら辺の神具のいろはに入り込むと迷宮入りです。
紙垂をはめた御幣を振りまわすと紙がすっ飛んでしまうので御幣は置くだけのことが多いわけだ、その御幣の紙垂を何枚も束ねたものが祓い串というわけさ。
金幣芯の色に惹かれる人もいるようだけど、その意味合いに共感できる部分を見いだすと置いてみたくなるはず、一本から始めてみて大半の人はそれで終わるんだけど、二本、三本と増えていくこともある。
要するに、どこに置くのか? これに尽きる。
正面に並べて置くこともある、一本だけやや大きめのものを置くこともある、階段の手前にする、扉の前に置く、扉ごと一本置いておく、、、このぐらいでほぼパターンとしては当てはまる。
当たりを引くっていう言葉があるよね、引き寄せる。
そういう考え方ではなくて、寄ってこないようにしたい。
ここの違いが意識の中ではっきりしたとき、置いてみたくなるはず。
戦国武将の祭壇には弊があったような文献もあるようだけどさ。
紙垂でもギザギザになっている形だよね、注連縄や縄に縛り付けておく紙でもギザギザがあるでしょう。
このギザギザ、カクカク部分には意味があって、ノコギリのようなもんだ、刃だ。
近づくなって意味になる。
そのため聖域と言われるところに縄を張って垂をたらす。
垂(しで)と言います。
雨が振ったら落ちてしまうけど、物資もそれほどなかった大昔から日本で使われてきた垂だから、地域のお祭りなどで町内に縄を張って垂をつけることもあるだろうし、見たことがある人がほとんどだと思うな。
御幣だと自作をして垂を作ります、これは既成品なんかより紙で作るだけだから自作がおすすめ。
金幣芯の場合にはそういう手間はありません。
それでも一年に一回ぐらい清掃するとき、金幣芯を金属磨き(ピカールみたいなもの)で少し磨いておくとピカピカが維持できる、磨くときには強くやりすぎないで軽くあてがう程度の磨きで終わらせないと地肌まで削ってしまうよ。
金幣芯 きんぺいしん
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興味のある方は是非ご覧ください。