切って寸法を合わすのではなくて等分割で作るのがサイズオーダー
この仕事をしていると何度も何度も聞かれることがあって、サイズオーダーで作る上敷きの勘違い部分は実に多い、どんな部分かと言うと、既成品を切ってくれるんですよね? と聞かれること。
そうじゃない、全然違う。
そもそも既成品というものがないのがおまかせ工房の上敷きで、全てがセミオーダーみたいなもんだね。
既成品からの変形は補修用ヘリテープで各人でやれることだからやってください。
サイズオーダーというのは上敷きが等分割して作るわけだ。
きっとこの等分割っていう部分がイメージとして伝わらないのではないだろうか。
上敷きというものは、四畳半は三等分、六畳は三等分、八畳は四等分などになっている、幅側を短くする場合にはこの等分割が維持されるわけね。
片側だけカットする、両側をカットする・・・これはサイズオーダーではないんです。
サイズオーダーの場合にはほとんどが幅と長さの両方が日本家屋の規格寸法外になっていることがほとんどですね。
つまり、全体に小さい状態になったゴザということ。
時には角柱があってその部分を切り落としたいという要望もあるから、位置のわかるようなものを送ってくれれば同時に角落しをしておきます。
この角落しは後からするなら補修用ヘリテープでもできるけど、サイズオーダー時に依頼してくれれば縫い合わせて加工ができた状態で届けられます。
そろそもお盆になるから、家族が帰ってくる前に綺麗にしておいたり、老夫婦だと作業も大変ということで帰省するときゴザを敷いて帰る人たちもいて、7月中旬を過ぎだすと上敷きの製作が少し増えます。
畳替えをするより安く済むし、両面使えるし、上敷きを敷いておくと畳のモチも良くなるし、まぁ、い草が新しいと気持ち良いよね。
本間サイズの変形 サイズオーダーの上敷き
https://store.shopping.yahoo.co.jp/omakase-factory/goza-order-021.html
興味のある方は是非ご覧ください。