無垢の一枚板で作るのが基本 あとは高さ寸法を決めるだけ
まず先に伝えておきたいことは、八足台には既成品というものは本来ない、ということなんだけど、それだと注文が取りづらいこともあって、高さ寸法までも決めて事前に作っておく場合もあるようだね、でも、八足台は一人一人寸法が違うもんです。
なかなか、自分の好みを伝えて買い物をする機会もないだろうし、世の中、置いてあるものを手にとって買うだけみたいな場面も多々ある。
オーダーメイドなんか100年早い、、、なんて言わずに、初年度から皆さんオーダーメイドで作るのが八足台というものです、それと、八足台は八脚案、八脚とも言うし、単に「案」ともいうので、名称として何通りかある。
おまかせ工房では年間を通して数多くの八足台を作ります。
そんな中でここ20年ぐらいの間で増えてきた様式として、長尺スタイルの八足台、が好まれる傾向が強くなってきた。
長尺スタイルというのは背丈がある八足台で、おおむね高さ寸法で言うなら4尺超えです、最上段が120cm~150cmぐらい。
この寸法っていうのは固定式では作らない、必ず組立式で作ります。
組立式のほうが強度があるので、仮に120cmの高さで固定式だとほぼ脚と天板の差し込み部分で損壊がおこるだろう。
天板は一枚物になります。
一枚板の素材は接合板より高いのは誰でも想像が付きますよね、そのため安価な八足台は接合板で作るようですが、やはり普通に一枚物がおすすめ。
接合して一枚にしているのは家具テーブルではよく見かけますね。
背丈のある八足台は神棚設置用として使われることも多い。
天井に取り付けてあったものをやめて八足台に切り替える、そうすると踏み台に乗ることもなく、手がダイレクトに届く。
年齢的なことも影響しています、若い頃なら気にもならない事情っていうこと。
また、神棚の下で置いておくために使う。
絶えずお供えをしているところもあって、その時には三宝や一升瓶なども置いてあるんだけど、ひとつの空間をつくるわけね。
上から下までそのための空間で作っておこう、、、と言われる所以です。
一段式なら奥行き25cm~30cm弱で済む、二段式だと50cm~60cm弱だね。
それと段差についても決まりがないから、それぞれ各段の高さ寸法も決めてもらう。
それでも段差は12cm~30cmぐらいかな。
北米産桧で作る八足台 幅1尺5寸
https://store.shopping.yahoo.co.jp/omakase-factory/shinto-hassoku-1-001.html
興味のある方は是非ご覧ください。