正方形では起こらない 長方形のときだけの逆ヘリ仕様
い草上敷きを作るとき「幅と長さ」という言葉を使うのは理由があって、画像を見てもらうとわかるように、「352x440」と表記すると、どっち?ということになる。
注文する側は頭の中に一種類のイメージがあるんだけど、作る側は二種類のイメージがあるわけだ、ただ、一般的に上敷き製作では「短い方が幅になる」と考えるから、「幅352 長さ440」の通常仕様で作るのがほぼ99%なんだ。
っで、今回は「1%」の人たち向けの内容ね、特殊な形の上敷き。
ヘリの向きを逆にもってくる、逆縁仕様(逆ヘリ)。
「幅440 長さ352」というようにすると逆縁仕様になる。
こういう形は既成品では絶対にない、それから上敷きでも指定をしないと絶対に作らない。
「幅は横向き」を意味しているはずだから、「幅>長さ」ということだね。
正方形のときには無関係です、この場合には通常も逆縁もなし。
向きを変えて敷き込めば好きな方になるのは想像つくと思う、長方形のときだけ。
廊下の位置、出入り口の位置、それから仏壇の位置などが関係してくることがあって、上敷きというのは縁が一直線になるから遠近法にも関係するかな。
上敷きを敷くと部屋が広く見えるというのは遠近法なんだけど、座った時に広く見せたい、廊下を歩いてい通るときに広く見せたい、仏間だから仏壇からみたときに広く見せたいとか、まぁ、いろいろな事情を考えた時に稀に作ります。
そういう特殊な事情は作る側はわからないから、もし逆ヘリで作りたいときには指定をしてくれないと無理ですね。
そして、逆縁仕様にすると畳数の計算がやや増えてしまうこともある、といってもビックリするような増え方はしないんだけど、1畳~2畳半ぐらい増えるかな。
よくわからないときには問い合わせ願います、なんせ、特殊だからさ。
ランク8で作る上敷き 江戸間 五八間 六畳相当
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興味のある方は是非ご覧ください。