座敷すだれでは金具に目がいきます 専用金具
話題にはならないけど目が向けられる、視線がいくものというのがあって、女性の身につけるものならそういう事は頻繁にあるだろう。
バッグの話題をしてもそこに付けられている金具の話まではしないかもしれないけど、その金具があってこそバッグに注目が行くってことを忘れがち。
まぁ、脇役です、でも燻し銀のアジが滲み出ている名脇役、それが座敷すだれの国産金具です。
国産金具も作ってくれる職人の減少の波が止まらないんだけど、外国産だと趣が違うから扱わないようにしている。
座敷すだれの専用金具っていうのは、使う場所が限定されていてどこでもかしこでも使えるわけじゃないのね、そのため使いたいんだけど使えない、という辛酸を嘗める思いをする人が稀にいる。
コレなんだよ、コレ、この金具を掛けたいんだ・・・・でも無理。
この長押を使えるように鴨居を加工する人もいたな、鴨居が大きすぎて噛ませられないから板を付け加えたんだけどね。
カッコイイですよ、座敷すだれの金具ってね、無駄がない。
いくつか金具の種類があって、今回のものは噛ませる方式。
だから、噛ませる部分がどうしても必要になって、その長さにも制約があって、短すぎてもダメ、長すぎてもダメ。
ということで、大きな鴨居の場合には金具で困るから、板を貼り付けて噛ませる部分を作るのね。
とはいうものの、ほとんどの家庭ではそんな大きな鴨居はないでしょうから、出っ張り部分がある鴨居なら使える。
少しその「鴨居」部分をじっくりみてみるといいでしょう、普段は見ないよね?
同じ形で黒色っぽいものがあるんだけど、銀古美の照りのある黒色の金具ね。
この燻し銀の渋い金具は仏間などでも使います。
そして、築年数がある古民家のような住宅であれば、木材もかなり黒くなってきているだろうから、銀古美のほうが似合うことも多いです。
長押に挟むように掛ける座敷すだれの金具
https://store.shopping.yahoo.co.jp/omakase-factory/zashikikanagu001.html
興味のある方は是非ご覧ください。