お座敷すだれには無駄と思っても専用品を使おう
代替品、廉価品があればそれを使うでしょうし、総じて粗悪品になりやすくて、なんだかちょっと違うぞって思う節も残しつつ、本物を知らなければそれはそれで納得できる話ね。
ただ、こういう彫金師が作ったり鋳物職人が作ったりするものって、次の担い手がいなくて、業界としても少々困ってます。
ぶっちゃけ、作っていても仕事にならないんだけど、だからと言って無いわけにもいかず、需要少なめ供給少なめの商品って存続が難しいわけです、まぁ、どんな業界でもこういう事ってあるよね。
クギで引っ掛ければいいじゃん、、、ホームセンターで安いのを探してこよう、、、なんて思いがちかもしれないけど、どんなものにも専用品にはそれなりの魅力が含まれていると思う。
こういう部品って型にはめてバンバン作っているものだと思っている人もいるかもしれない。
そうじゃない、そんな量産体制をするほど需要がない。
コスト、コストと叫ばれて外国製の金具も出回っているようだけど、なんだか違う・・・丸み、手触り、重み、重心、留め、滑り、、総じて質感。
どんなもんでもそのためだけに作られた物の魅力ってハマる。
お座敷すだれっていうものは金具があって御簾がある、言ってみれば複合的なものね。
御簾はいろいろなパーツに分かれていて、それぞれ作り方が違う。
ただ、座敷すだれの金具っていうのは目的をもっていて、さらに使える場所っていうのが決まってしまう。
例えば、どんなに画像のような金具を使いたくても、それが使える場所ではないと全く使えない。
加工がさらにできるものであれば、おまかせ工房では加工して専用品を使ってもらうこともしているけどね、やっぱり、良いよ、チラッと見えるか見えないかみたいな部分だけど。
御簾の世界のチラリズムだね。
専用品の魅力 お座敷すだれを掛けるための金具
https://store.shopping.yahoo.co.jp/omakase-factory/zashikikanagu002.html
興味のある方は是非ご覧ください。