神前幕の違い なかなか気づかない部分のひとつ
神棚の前に張る垂れに神前幕というものがあって、神幕と言ったりするんだけど由来としては陣幕です。
ところで、今日、知り合いの人と話をしている中で、あ~気づかない部分があったんだな、、、とふと思ったから、せっかくだし店長ブログで書いてみたい。
神前幕って今ではネットショッピングでいくらでも販売されているし、ホームセンターやディスカウント店でも並んでいることがある。
そこで、知り合いの人が「これある?」と持ち込んできた神前幕があって、手にとって見たんだけど、おまかせ工房の神前幕ではないもんだから、「これはない」と答えた。
神前幕があるか?と聞いていたのか、同じものはあるか?と聞いていたのか始めはわからなかったんだけど、同じものでは扱っていない。
たぶん、世間一般に神前幕って一種類しかないと思っている人が多いんじゃないかな。
高い安いという点ばかりに目を奪われがちなんだけど、物が違うんだよな、別物なんだ。
たまたま、店長の手元に持ってきてくれたものがあるから、写真を取ってみた。
左側がおまかせ工房、右側がホームセンター。
生地自体が違うだけじゃなくて、紋の大きさも違う。
さらに房も違うし、紅白紐も違う、裏地も違う、巻口も違う。
特に白抜きしている部分は生地の良し悪しが出る。
これは別物だね。
こういっちゃ悪いけど、うちの商品のほうが数段良い。
まぁ、もっともっと良い物はいくらでもあって、どの程度のものをその店が選ぶかってことになるわけだけど、高いものはこれでもかってぐらい高い。
その分、品質もいいんだけど、神棚で使う場合であれば一枚で何万円もするものを使うこともないと思うよ。
右側のホームセンターの商品だって用途は同じ。
おそらく耐久性なども同じでしょう、そうそう取り替えるものでもないと思う。
ただ、違いますよ、同じものではないですよ、ということを少し言いたかった。
なかなか気づかない部分なんじゃないかな。
でも、買ったところでもう一枚買ってくればいいのにね、どうして来たんだろう?とふと思ってしまった。
そこが完売だったのか?
神前幕 京友禅特選シリーズ 巴紋
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興味のある方は是非ご覧ください。