床の間に座敷すだれを掛ける サイズオーダーで作る御簾
今回は神前御簾ではなく座敷すだれを紹介してみたいと思う。
神前仏前御簾と座敷すだれは作り方が根本的に違うけど、用途としてはやや似ているよね、どっちを使ってもいい場所もあれば、どちらではないと様にならない場所もある。
広い部屋であれば周囲に掛けておくものなんだけど、現代住宅では二枚か四枚程度になることが多いと思う。
今回はちょっと最近増えてきた、床の間改良計画。
正直なところ床の間のある和室があるということは、とても良い和室ね。
その家の中でも人が集まるような場所にしている家も多い。
家族が揃えばそこで食事をしたりする、つまり、メイン会場のような場所が床の間のある和室になりやすい。
そして、床板、地板にはとびきり良い木材をコダワリを持って使い、床天井には木目の綺麗な板を使い、床柱には銘木をという具合ね、床板だけは畳にしている床の間もある。
床の間製作は大工さんの知識も関係してきて、何を使うべきかなどのアドバイスをしてくれる人もいる、腕の見せ所ってわけだ。
ただ、問題がある・・・・置物で良い物が見つけられない、掛け物も難しい。
これは家主のセンスが出てくる部分で、何を置くのか・・・これが実に難しい。
自分のやりたいことをすればいいという考え方もあるけど、家族がいれば意見が出てくることもある、せっかく置いたものを影で笑われたのでは面白くない。
人に振り回されたくないときには頑固一徹になりやすいけど、まぁ、意見は意見として聞く耳を持たないと賛同者も味付けのひとつだからさ、褒めてくれる人もいないと張り合いが出ないよね。
床の間には簾を掛けることがあるから、その時につかう座敷簾のご紹介。
床の間に御簾を掛けるときには幅が広くなっても一枚物で掛ける。
下がり寸法については、中吊りと言われる鈎の位置の時もあれば、下までもってくるときもある。
垂らすことがないというのであれば、中吊り寸法でもいいんだけど、座敷簾の鈎に引っ掛けてある雰囲気がたまらなく良いもんだから、長めにあえて作って中吊りとして使うこともあるんだ、でも、普通は下げられる寸法で作るのが多い。
半間寸法の床の間ってあまり見かけないな、一間幅寸法はよくある。
あとは4尺幅、5尺幅って感じ。
座敷すだれを床の間に掛けておくと、何を置いてもよく見える。
バーンと中のものを見させないからかもしれない。
おまかせ工房ではNo.4以降の座敷すだれでサイズオーダーをしているから、基準寸法の88cmx172cm以外の場合には積算表をみてください。
ただし、幅寸法次第では上位の御簾を選んでも竹の節の関係でNo.4になることがありますので、こういうものの場合には問い合わせてもらったほうがいいかもしれない。
幅の目安として本間サイズ(約95cm)の幅であれば、商品画像で作れます。
それより広くなっていくと竹の節模様の関係で作れない品番も出てくる。
どのぐらいの幅寸法で作るのかが問題になってきます。
床の間に座敷すだれを掛ける サイズオーダーで作る御簾
https://store.shopping.yahoo.co.jp/omakase-factory/zashiki004.html
興味のある方は是非ご覧ください。