穴から抜ける魂の通り道 被せて祀る御霊璽
まず先に伝えておきたいこととして、穴の上にあるのはキズではなくて魂の通り道だということ。
何回か言われたことがあって、たぶん、初めて手にする人だと思うんだけど、この溝は何?ってね、ス~と抜けるというか入ってくるというか、そのために通り道。
御霊もいろいろ作っているけど、この檜角型は外箱を付けるタイプね。
御霊本体は画像で言うなら左側のもの、それに箱を被せるわけだ。
となると、密閉されてしまうよね、それでは困る。
だから、穴を開けてあるわけ。
まぁ、おまかせ工房では御霊として紹介しているけど、御霊以外の使い方をする人達もいるんだよね、細かい話はしないけど個人的な事だね、個人的な思いがあるから御霊を代用するという言い方のほうが正しいのかもしれない。
ところで、この御霊、簡単に言うと位牌のようなもの。
神道は仏教より人口そのものが少ないもんで、余り見ることも参列することも経験的に少ないと思う、別に密教でもなんでもないんだけど、ともかく少ないわけです。
ここで困ることがひとつあって、仏教のお葬式などであればわかりやすいんだけど、神道の葬儀って香典とかどうするの?とかね、表書きは何を書くんだい?とかね、これらいろいろな疑問が参列する側には起こるみたいね。
もっとも、御霊など神道用品を使う側のことを伝えていけばいいから、何をしていいのかわからないときには、神職に聞いてください、丁寧に教えてくれる。
知らないことは聞けばいい・・・至って簡単なことです。
おまかせ工房がホームページを作った16年ぐらい前に作ったまとめ、下に簡単にまとめておきました。
いろいろなホームページでコピペされているようだけど、誤字までコピペされているのを見ると、ちょっとがっかりする、、、、。今は修正してあります。
今ではお葬式といえば、仏教だけのように思われがちですが、神道でも葬式が行われます。
神道では人の御霊(みたま)は祖先の神様から出て、祖先の神様の所に帰るのだと言われています。
そこで亡くなった人の御霊は祖先の神様の所に帰り私たちを守ってくださるのです。
それ故に霊璽に御霊を留めて、先祖代々の神様と一緒に祖霊舎の中に祀るのです。
その御霊を霊璽に移すまつりが、通夜祭の前に行われる遷霊祭であります。
霊璽は仏教の位牌にあたるもので、白木の木主が一般的で、その他鏡や霊代幣串など用いられることもあります。
木主にも角形、扁平形、片木形などがあります。
表面には「○何某命之霊」、裏に「年月日帰幽享年何歳」と墨書します。
葬儀から五十日祭までは、霊璽に特別に飾られお祀りしますが、
五十日の忌明けが終わると御先祖の霊と一緒に祖霊にお祀りします。
祭壇宮(祖霊舎)は御霊家(みたまや)と呼ばれ、金具類はできるだけ省き簡素な造りにしますが、
仏式の仏壇に当たるもので、その中に祖先の霊璽を祀ります。
祖霊舎は神棚より少し下げて、別に設けるようにします。
常に家人が礼拝しやすい場所を選びます。
祖霊舎に霊璽を祀る時、父母、祖父母、曽祖父母と並べて祀ります。
祖霊舎が小さい場合など、片木形の霊璽に書きかえ管の中に納めて祀り(仏式ではくり出し位牌という)、
年祭の都度前にとり出すようにします。
神道の御霊祭は、死後十日ごとに行われ、十日祭、二十日祭、三十日祭、四十日祭、五十日祭とお祀りします。一般的には五十日祭で忌明けとします。次いで百 日祭が行われます。年祭は、一年祭、二年祭、三年祭、十年祭と続き、以下五年目ごとか、十年目ごとに行われ、五十年祭に至ります。年祭には神職に祭詞を奏 上してもらい、御霊を慰めると共に、より高い祖神になって頂くよう祈ります。
※語句の説明
れいじ【霊璽】1 天子の印章。御璽(ぎょじ)。2 神や死者の霊の代わりとして祭るもの。御霊代(みたましろ)。
ごりょう【御霊】1 霊魂をいう尊敬語。みたま。2 貴人や功績のあった人を祭る社。3 「御霊会(え)」の略。
それい【祖霊】先祖の霊。
穴から抜ける魂の通り道 被せて祀る御霊璽
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興味のある方は是非ご覧ください。