木製灯篭 神様の通り道を照らすもの
灯篭は人の通り道を照らすものではなくて、神様の通り道を照らすものね。
まぁ、同じ道を照らしているわけだろうけど、意味としてはそんなところなんだ。
ところで、赤い灯篭というものがあって、主にお稲荷様の場合には赤色を使ったりもする。
でも、なかなか気に入ったものがないんだ、という声もあって、ならば赤い灯篭に染めてしまう、塗ってしまうという自作派の人もいると思う。
自作されるのであれば、プラスティック製ではないと思うので、木製ということになるのかな。
木製灯篭を染めてしまえ、、、と安易にやると失敗します。
そもそも木には表面というものがあるので、その表面を塗装が乗るように加工してからって話になるわけだ。
口で言うほど易しくない。
とは言うものの、難しいわけでもない。
個人の人が趣味でやるなら、いくら時間がかかってもいいだろう。
思う存分、表面を磨いてみる。
紙やすりなどでいいと思う、その時には200番あたりから始めて、400番、600番と目を細くしていくことをおすすめしたいな。
最終的な仕上げは800番~1000番あたりでいいだろう。
2000番、4000番~になってくると、これは木材ではなくて刃物になってくるので、ここまでは必要はない。
磨くということは、削るということもしてしまっている。
ここが難しい。
この違いに気づかないで作業をすると失敗するから、手先と注意力のない人にはおすすめできない。
ただ、これらのことは「こだわり派」の人のためであって、まぁ、赤いものならなんでもいいというのであれば、そのまま塗装すればOK。
さて、問題は何色にするか?って話なんだけど、赤色でしょう?と言っても、いろいろな「赤色」がある。
お稲荷様の基本色として販売している色を買えば済む。
それとは別に、日本の色、という世界がある。
これは絶妙な色加減で、見ているだけでも美しい色ね。
何のことだかピンと来ない場合には、日本色彩の扉を開けても面白い。
ん~こういう色使いか、、、と感心することだろう。
日本色の顔料は売られているから、それらで染めてもいいのではないかな。
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