畳に穴があいたらどうするのか?
今回の店長ブログは「畳に穴があいたらどうするのか?」ということについて書いてみようかな。
おまかせ工房では畳は販売していない、上敷きござを販売している。
タバコ焼け、アイロン焼けなどしたのなら、上敷きであれば交換してしまえばいいんだけど、畳となるとそう簡単でもない。
ではどうするのか?・・・そこら辺を書いてみたい。
役立つか?と思って読んでくれれば役立つかもしれない。
まず、タバコ焼け、アイロン焼けなどを畳表にあっても、まず畳店では補修はしないでしょう。
聞いてみないとわからないことだけど、ダメ元で聞いてみるしかないね。
全部取り替えないと色目が狂ってくるから、一畳だけってわけにはいかないと思う。
まぁ、畳替えってことです。
いやいや、ちょっと待ってよ!畳替えと言っても費用が掛かるし、今、それだけの手持ちに余裕ないんだよね、、、って場合には、自分でする。
勇気を出して自分でする。
どうして勇気が必要なのか?・・・失敗するとダメにするから。
でもこれを自分でやればタダです。
では、自分で畳の焼け跡を消すにはどうするのか?
前もって言っておくけど、根気がいります、時間がかかります、失敗すると無駄に終わって畳替えです。
例を出しておくと、「2センチぐらいのタバコ跡を消したい」というお題です。
やりたいことは「い草を抜き取る」ということ。
焼けた跡のい草を抜き取るには、両端のヘリの縫い目を20センチぐらい切っておく。
焼け跡中心だから前後10センチは最低でも必要。
焼け跡のあるい草だけを抜き取る・・・・ここ決め手。
焼け跡のあるい草だけを抜き取ると何本も糸がある、この糸は絶対に切ってはいけない。
抜いたい草のところに上下からい草をたぐりよせる。
ズラして慣らすって感じかな。
縫い合わせてあるヘリの両端の縫い糸は切ってあるから、い草だけ動くよね。
動かして平均に慣らす。
そして縁を縫う。
これで完成。
畳でも上敷きござでも要領は一緒。
簡単そうで難しい、難しいけど慣れれば簡単。
でも、こういうことは畳店ではしないし、おそらく穴補修は仕事としてはしないと思うな。
い草シールっていうものもあるようだけど、色が、、、合わないわな。
それにい草にシールっていうのもその場しのぎの最たるもんみたいで、どんなもんかね。
毎日毎日使うものだし、穴が開いていたり、い草がボロボロだったりするような畳などは、個人的には交換に値するように思う。
畳替えなら畳店に行けばしっかりやってくれるよ。
Omakase-Factory
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興味のある方は是非ご覧ください。