おそらく日本の神殿様式では最多の流れ屋根の神棚
この神棚を紹介するのは初めてになるのかな?と思うぐらい登場が遅かったと思うけど、流造の神棚を紹介してみる。
神殿様式という分野があって、これは一般の人には余り縁のない世界だと思うんだけど、建築物を見る上では知っておくと面白いと思う。
今回は流造りの屋根だからその話で進めていくけど、特徴としては打越が長い。
打越っていうのは屋根の前から後ろまでの長さのことね。
一般の屋根を横から見ると三角形になるけど、流れ屋根はL型っぽくなる。
と、こんな算数のような数学のようなことを書くと眠くなるから止めた。
スラ~と前にせり出している屋根が「流れ屋根」って知っておくだけで十分ね。
っで、たぶん日本の現存する神社などでは最も多いんじゃないかなと思うわけです。
古さから言えば神明造りなんだけど、主流は流れ造り。
でもって、まぁ、そんなことはどうでもいいと言えばどうでもいいんだけど、興味がわかいてくるとこだわりたくなる。
正直、安くない神棚のシリーズで、おまかせ工房でも種類としても少ない。
少ない多いとか無関係に、単にこういう神棚もあるんだよってことを知ってもらいたいだけかもしれないけど、意外や意外、流造りの神棚のファンという方々もいましてね、だから今でも作っているわけですよ。
以前、木材っていうのはどこの部分をどう取るかによって価格がまるで違うということを書いた記憶があるんだけど、こういう神棚は良い所どりをする。
高けーんだから当たり目ぇ~だ テヤンデーって言われそうだけど、素材が素晴らしいんですよ。
単に素材が良いだけでは物足りないから、こういう珍しい型で形に残すわけ。
ちょっと神棚の祭り方でも変えて、床の間あたりに置いてみるか?と言いたくなる。
というか、店長の知っている人達はそうしている人が数名だけどいる。
これがまた凝り性だから、神棚を祭っているのか、自己満足を満喫しているのかわからないぐらい、ビシッと祭るのね。
なんというか、共通項がある、そういう人達には。
まぁ、あれです、そのどこかへ行って、屋根を見て、「お!うちの神棚と一緒だ」ななんて思えたら、感慨深いんじゃないんでしょうか。
一番多い屋根の形 流造り神殿
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興味のある方は是非ご覧ください。