部屋を神殿に変えてしまう神前御簾(すだれ)
今回の店長ブログは和室を神殿に一変できる「神前御簾」を紹介してみようと思う。
神宮などで使う御簾なんだけど、家庭でも使う。
神社などだと通路一面、部屋一面にダダダダと下げておくんだけど、家庭だとそう何枚も使わないね。
そこで、自宅の和室を神殿のようにしておきたいという要望もあるもんだから、その辺について書いてみようかな。
お座敷すだれとはちょいと用途が違うから。
神棚や仏壇、祖霊舎などがある部屋って、その家でいうと一番人が集まるところだと思う。
和室がない家だとリビングかな。
そこへ神前御簾、仏前御簾を掛けておくんだけど、和室だと間仕切りとしても使う。
麩(ふすま)がある場合には、麩の前に掛けても良いし、麩を取り外してもいい。
季節も影響してくるから臨機応変に対応しておくといいね。
それと障子のところ。
障子も取り外してもいいし、そのままでもいい。
冬場なんかだと麩・障子はそのまま、夏場は全部取り外しておく家もある。
そこで、神前御簾と仏前御簾って基本は同じものなんだけど、色を変えることがある。
黄色にするか、そのままか。
これは絶対的な決まり事はないんだけど、多くは神前ならば黄色染め、仏前ならば自然のまま。
結局は好みなんだけどね、ただ昔からそうしている。
次に縁(ヘリ)の色。
赤色か緑色。
例えば画像のものだと緑色になるんだけど、これも好みなんだ。
神社などでは本殿には赤色、来賓の間には緑色と分けているところもあるけど、色はどうでもいい、好みの世界。
そして縁を正絹で作るか、テトロンで作るか。
本来なら正絹生地の縁を使うところなんだけど、テトロン縁に比べると相当高い。
正絹生地ってシルク生地のことね。
だから、本職の人達は何の迷いもなく正絹にするんだけど、家庭で使う場合にはテトロン生地で十分。
よく言われるんだけど、節だったんですね・・・と。
模様のようになっている部分は節。
節を揃えつつ模様にしてくのが良い簾の特徴でもあるんだ。
でもこれをしていくと相当な無駄が出てしまう、いいとこ取りをしていくんだよ。
掛け方としては、部屋一面もあれば神棚、仏壇の前だけってことも多い。
個人宅だとむしろその方が多いね。
掛けるところも様々で、和室には天袋と言われる場所があって、そこへ神棚を設置している人などはよく使う。
見栄えがドーンと良くなるからね、普段は御簾を垂らしておくんだけどさ。
床の間も多い。
床の間に神棚を置くんだけど、そのとき殺風景になりやすいもんだから、上から御簾を垂らしておく。
神棚って直視する必要もないから、御簾越しに参拝したりもする。
巻き上げっぱなしの人もいる。
これも好みなんだよね。
仏壇の場合には、神棚ほど置き場がたくさんあるわけでもないと思う。
大きめの仏壇ならば前一面に掛けておくんだけど、引っ込んでいないと掛けられない。
これは押入れを改良している人達に多い。
押入れを半分使って仏壇用に改良している場合には、上から垂れ下げることができる。
単体で前にせり出すように置いている場合には掛けられないからね。
作るのに2週間ぐらいはかかる。
だから、神前御簾、仏前御簾を作ってみるかなと思ったら、時間の余裕はみておいてもらうしかないんだ。
幅x下がりで金額が決まっているからわかりやすいと思う。
なかなか見慣れない商品だと思うけど、店長に聞いて下さい。
それと店長からも電話で連絡は必ずします。
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