お座敷すだれ
「お座敷すだれ」と「御殿すだれ」は同じこと。
またに聞かれるから店長ブログで書いておこう。
人によっては「平安すだれ」「公家すだれ」「朝廷すだれ」「仏閣すだれ」などとも言ったりするのね。
正確には正式名称がないんだけど、一番普及している言葉は「お座敷すだれ」だと思う。
一種独特の雰囲気があって、一枚掛けるだけでガラリと部屋の雰囲気を替えてしまう。
今までの和室・・・なんだったんだろうってね。
商品としては地味で知らない人も多い座敷すだれなんだけど、種類があるってことをさらに知らないことがある。
同じ大きさで10倍ぐらいの価格差が出てきて、一体何が違うのか?と思ってしまうよね。
安い方が売りやすいし買いやすい。
まぁ、これは座敷すだれに限らずどんなものでもそうなのかもしれない。
商品的に難しいものの一つで、作り方、種類など様々だから、買い求めるお客さんも詳しい人がいる。
だから、良いすだれは量販店ではまず扱わないし、扱えない、商品知識がないと良いものは売れないね。
おまかせ工房では「お座敷すだれ」「神前御簾」「祭壇御簾」「箱宮御簾」などがあるけど、これ、どれも違う。
そもそも作り方、素材が別物なんだけど、大きい小さいだけでは判断できないから、用途に合ったものを選ぶとしっくりくると思う。
そこで今回は「お座敷すだれ」についてだから、簡単な見分け方を書いておく。
竹には孟宗竹や真竹があって真竹の方が高い。
そして竹には節があって、これは天然物だから節の間隔がある程度必要になって、成長していないと使えない。
安いすだれはこの節がない。
まず、ものすごくわかりやすい見方はここだと思う。
大量に作れるすだれは節がないんだ。
次に、節が左右にずらしながら作るすだれ、、、これちょっと高くなる。
その代わりお洒落で見栄えがドーンとよくなる。
この辺から専門店じゃないと扱わないランク。
でもってもっと良いのは節が一直線になる、おおむね90センチ幅なら2箇所の節を上から下までくるように作る。
節の間隔が広いんだよ、、、、ってことは成長している竹じゃないとできないってこと。
これになるともの凄く綺麗に見えてくる。
良いのもを見るとよくわかるから、せっかくだしいろいろ見てみるといいでしょう。
表があれば裏もある。
そう竹の表裏を使うんだけど、ここにも手を加える。
まぁ、価格に比例して手が加わっていくと思ってくれればいいのではないかな。
座敷すだれって普通は出来合いなんかないのね、みんな寸法が違うし。
作るのに一週間~10日間ぐらいかかる。
だから、今すぐ必要って人の注文は受けられないんだけど、出来合いのものを販売しているお店もあるからいろいろ探してみるといいでしょうね。
最後に、金具についてなんだけど、「釘」で留めるのはやめたほうがいい。
専用のお座敷すだれ金具がある。
意外と目が行くからかなり大事な部分ね。
でもこの金具にも良し悪しがあって、極端に安いものはやめたほうがいいかもしれない。
そうそう生活の中で意識しない商品だと思うから、わからないときには店長に聞いて下さい。
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