日本製の金具を使おうよ せっかくなんだからさ
長押というんだけど「なげし」と読む、もうこの言葉も若い世代では知らない人も増えてきた、というか老若男女は関係なし、知る環境に居たか居なかったかなんだろう。
その長押にも何種類か形があって、使う場所に応じて形が違う。
そのため使いたい金具と使える金具が違ってしまうこともあるから注意してね。
コレ使いたいなぁ~と思っても全く使えないこともあるから。
ならどれをどこで使えばいいのか?
次にわからない言葉が「鴨居」なんだけど、「かもい」という和室のある特定部分。
当たり前にあれば子供でも知っているし、家に和室がないと言葉すら知らないかもしれない。
その鴨居の形状が問題になります、そこの形で全てが決まる。
違うんです、それぞれの家庭で違う。
鴨居がない場所に座敷すだれを掛けておきたいこともあるよね。
仏壇前、神前などは仏前御簾や神前御簾で使わずに、ライトな感覚で座敷すだれにしておく家庭もあるんだけど、そういう場合には鴨居に相当する場所の形を見極めてから金具を選びます。
もし、どの金具が合うのかわからないときや、聞く人が身の回りにいないときには画像を送ってください。
見れば一目瞭然ですので。
今、このような専用金具などは日本で作ってくれる職人が足りない状態なんですね。
そのため外国に委託をして作るものもあるんだけど、ウエイトバランスや質感などが違うせいか、なんだかなぁ~という気にさせられる。
使えるんだけど、これじゃない感がね。
一応、伝統的なものだから種類として少なめ、使う場所自体が限られているためです。
昔から金具細工の職人が手作りしているものを継承しているわけだ。
今では完全手作業はしていなくて少しは機械を使えるから使っているけど、新しい形、斬新なものを作ることもしないんだ。
まぁ、和室が劇的に変わるようなことが無い限り、その周辺の金具や調度品も大きくは変わらないと思う。
国産金具を使おう 座敷すだれの長押 なげし
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興味のある方は是非ご覧ください。